Makino Report 更新。
型染作家の小倉充子さん、陶芸家の長谷川奈津さん。
二人とも近くで個展を同時期に開催していたので、はしごリポートとなりました。 同じ年にして友達でもある二人。 リポートというよりも楽しい参観日という気持ちで拝見しました。良かったらご一読ください。 http://panorama-index.jp/webmag/report_2012_05_1/ reportの日は、とても良いお天気でした。 前日は、25時間半起きていたし、名古屋往復800km日帰り運転。 行けるかちょっと心配だったけど、7時間睡眠とったら元気に復活。 まずは、神奈川県の三溪園で「日本の夏じたく」イベントに出かけました。 日本の夏じたくに関しては、こちらのHPに詳細が出ているので、ご覧ください。 スライドショーになっています。 http://n-natsu-s.jimdo.com/2012年会場風景/ 展示会場をあとにしたあと、三溪園の別会場で開かれた花生け上野雄次さんのLIVEイベントを見学。50分間という時間の中で、大小4つの花生けをして、観客が終了後15分の鑑賞時間を設けて勝者と思う方に投票をするLIVE。 こちらは2つ目に上野さんが生けた作品。 対戦者のフラワーアーティスト永塚慎一さんが、同じく2つ目に生けた作品。 最初の小さいものは5~10分で生け終えたが、3.4つ目の大きな作品に時間がかかるので、時間との戦いでもあった。二人ともだんだんとすごい形相になっていた。 あまりの迫力に観客も飲まれていた。私は上野さんの知り合いだから当然彼を応援したい。だけど、贔屓目に見るのはやめて一つずつ勝者を決めていった。 ここからは私の独断な採点と評価です。 1作品目勝者上野氏。 2作品目勝者引き分け。 永塚氏の作品の順番が1と2が逆だったら、勝者は1が永塚氏、2は上野氏だった。 こちらは4つ目に上野さんが生けた作品。 こちらは長塚氏が3つ目に生けた作品。 3つ目は大きな作品。永塚氏の枝ものを切り落とす刃物の扱いが、とてもかっこよかった。あんなに綺麗に枝を落とされたら、枝も刃物も本望だろう。 だけど、最後に挿す花を生け始めた時、違和感を感じた。すこし色合いが平凡に感じた。 それでも、出来上がった作品は、まとまりのある作品となったのはさすがと思った。 だけど、勝者は上野さん。理由は途中で時間配分の関係からか、永塚氏とアシスタントの動きが激しくなり、それに伴って扱う花は非常に粗雑に扱われたのが気になった。 これから使う花を床に投げ落としたり、切り落とされたり花材はもちろんだが、使われなかった花材もゴミのように扱われていたのが、見ていて残念だった。 3つ目の上野さんは、錆びた管をトンカチでぶっ叩き始めた時は荒々しく驚いたが、 出来上がった作品には優しさが宿っていた。 最後の作品の勝者は上野さん。花材の好みもあるけれど、残り数秒まで花を敬う気持ちに心打たれた。 出来上がった作品は、終了後すぐに評価する。その時間内で萎れることは考えにくい。 だけど、時間のないなか上野さんは、一人黙々と最後まで枝の元に一つずつに水を入れた小瓶を差し込んでいた。 ああいう所作に私は弱い。私が花を育てる人間なら彼に生けてほしいと思った。 日頃私たちは、完成した形を見ることの方が圧倒的に多い。 そういった意味では、今回の同時対戦形式のLIVEを見れたことは良かったと思う。 先日、NHKTVであるタレントさんが、六本木の後藤花店で1週間修行をする仕事ハッケン伝を観た。 巨大な花屋さんの裏側を観れたことは面白かったけれど、彼女の花を扱う所作が最後まで気になった・・・。
by masamin0811
| 2012-05-26 00:00
| art&exhibition
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